病院AI研究所 HOSPITAL AI LAB — 医療AIの実務情報

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導入チェックリスト

このチェックリストは、AI医療機器やソリューションの導入提案を検討するときに、医事課・経営企画と看護部が確認しておきたい項目を主題ごとに整理した一般的なガイドです。特定の製品や企業を推奨するものでも、導入の可否を決める基準でもありませんので、提案書や契約書を読み、ベンダーに質問するときの下敷きとしてお使いください。病院ごとに規模も診療科もシステム環境も異なりますので、実際の導入では自院の規程に従い、医療情報部門、医療安全管理部門、個人情報保護責任者、法務・調達といった関係部署の確認を受けてください。

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性能・検証

提示された数値そのものより、その数値がどこで、どのような患者を対象に得られたものかを確認します。開発時の環境と自院の環境が離れているほど、実際の精度は想定と異なることがあります。

規制・薬事

医療機器に該当するかどうかで、確認すべき書類も院内の手続も変わります。提案書の記載をそのまま受け取らず、公的なデータベースで照合します。

個人情報・セキュリティ

患者データがどこへ流れるかを、書面で確認します。診療情報は要配慮個人情報にあたるため、取得や提供の扱いは一般の個人データより慎重になります。

業務フロー・運用

導入の成否は精度よりも運用で決まることが少なくありません。誰の手間が増えるのかを、看護部と事務部門の双方の目で見ておきます。

契約・費用

見積書の金額だけでは総額を把握できません。薬機法に基づく承認等と保険上の扱いが別の手続になる点も、費用の見通しに直結します。

確認に使える公式の情報源

提案書の記載を照合するときは、ベンダーの資料ではなく次の一次情報にあたってください。いずれも公開されており、事務部門から直接確認できます。

  • PMDA「医療機器 添付文書等情報検索」(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/kikiSearch/)。販売名、一般的名称、承認・認証番号などから、添付文書や審査報告書を調べられます。
  • 厚生労働省「医療機器プログラムについて」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000179749_00004.html)。プログラムの医療機器該当性に関するガイドライン、医療機器該当性判断事例、医療機器プログラム事例データベースが掲載されています。
  • 厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第7.0版」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00006.html)。概説編・経営管理編・企画管理編・システム運用編・保守委託機関編と、「医療機関・薬局におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」が公開されています。
  • 個人情報保護委員会の法令・ガイドライン等のページ(https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/)。通則編や外国にある第三者への提供編などのガイドラインと、厚生労働省との連名による「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」を確認できます。
  • 厚生労働省「医療機器・体外診断用医薬品の保険適用について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000176120.html)。保険適用上の区分や保険適用希望書の提出に関する通知・事務連絡がまとめられています。