病院AI研究所 HOSPITAL AI LAB — 医療AIの実務情報 韓国語版(한국어)

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はじめての医療AI — 何から始めればよいですか

AIの勉強を始めようと書店に向かう前に、少しだけ立ち止まってみてください。分厚い入門書は、手に入れた時点ですでに情報が古くなっていることがあります。ここでは、医事課や経営企画、看護部の方が無理なく続けられる5つのステップを、今日から始められる順番で紹介します。

ステップ1 — 入門書だけでは、なぜ追いつきにくいのですか

本の内容は、書店に並んだ時点ですでに一世代前の話になっていることがあるためです。1冊の本が店頭に並ぶまでには、執筆と編集と印刷の期間がかかります。その間にも、生成AIの各サービスは画面や機能の更新を続けています。書店に向かう前に、YouTubeなどの動画サイトで検索し、並べ替えを「アップロード日」にしてみてください。公開されたばかりの動画ほど、いま自分の画面に表示されている操作と一致しやすくなります。考え方を体系立てて押さえたいときには本が役に立ちますが、操作の手順を覚えたいのであれば、新しい動画のほうが実際の画面に近いことが多いです。

  • 公開日の新しい動画から見ているか(並べ替えを「アップロード日」にする)
  • 動画に出てくる画面が、いま自分が使えるツールの画面と同じか
  • 一般企業向けの事例の場合、そのまま自院の業務に当てはめられるか

ステップ2 — 動画を見終えたのに、何も残らないのはなぜですか

手を動かしていないためです。見ている間は理解できたつもりになりますが、翌日には手順を思い出せないことがよくあります。目で追っただけで、指は一度も動かしていないからです。動画を止めながら、出てきた順番どおりに自分の環境で同じ操作を再現してみてください。一度でも自分で通した機能は、業務で使える形で手元に残ります。途中でうまくいかなかった箇所は、そこが自分のつまずきどころですので、短くメモしておくと後から役に立ちます。

  • 動画を止めて、同じ手順を自分の画面で最後まで再現したか
  • 試すときのデータは、患者情報を含まない架空のもので用意したか
  • 手が止まった箇所と、そのときの画面の状態をメモしたか

ステップ3 — 分かったつもりなのに、説明で詰まるのはなぜですか

人に説明することが、理解の抜けを見つけるいちばん早い方法だからです。覚えた内容を同僚に説明してみると、どこを曖昧なまま通り過ぎていたかがその場で分かります。言葉に詰まった箇所は、たいてい自分がまだ理解できていない箇所です。部署の朝礼や小さな勉強会、職員研修の一コマなど、5分ほどの時間でも構いません。説明できる状態まで持っていくと、復習は自然に済みます。

  • 手順を、資料を見ずに口頭で最後まで説明できるか
  • 「なぜその操作が必要なのか」を自分の言葉で答えられるか
  • 相手から出た質問のうち、答えられなかったものを書き留めたか

ステップ4 — 面白い機能と、仕事の道具の違いはどこにありますか

業務に載せたかどうかです。どれほど便利に見える機能でも、実際の仕事につないでいなければ、面白かったという記憶で終わります。毎月くり返している集計、会議の議事録、報告資料の下書き、職員研修の教材づくりなど、手順が決まっている作業から1つ選んで任せてみてください。そこで初めて、機能が業務の時間を減らす道具になります。前提として、患者情報や職員の個人情報を外部のサービスに入力しないことは守ってください。使ってよいツールの範囲は自院の情報セキュリティ規程で確認し、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」も判断の手がかりになります。出力をそのまま使わず、担当者が内容を確認する手順もあわせて決めておくと安全です。

  • 毎月または毎週くり返していて、手順が決まっている作業を1つ選んだか
  • その作業に患者情報が含まれていないか。含まれる場合、入力しない形に切り分けられるか
  • 使おうとしているツールが、自院の情報セキュリティ規程で認められている範囲か
  • 出力を担当者が確認してから使う手順を決めたか
  • かかっていた時間と、任せた後の時間を記録したか

ステップ5 — 自分のやり方は、これで合っているのでしょうか

一人では、自分の立ち位置が測れないためです。席に座って独学を続けていると、順調なのか回り道をしているのかの判断がつきにくくなります。学会や研究会、ベンダーの説明会、近隣の病院との情報交換など、外の人が集まる場に出てみてください。同じ職種や同じ規模の病院の方がどこまで進めているかを見ると、自分の位置が相対的に見えてきます。そこで得たものを持ち帰り、ステップ1に戻ってもう一段深く進めれば十分です。

  • 自分と同じ職種、同じ規模の病院の方が集まる場を選んだか
  • 自院で試したことを1つ、持って行ける形にまとめたか
  • 持ち帰った話のうち、自院で試せるものを1つ決めたか

5つのステップは、一度では終わりません

新しい動画で確認し、手を動かし、人に説明し、業務に載せ、外に出て自分の立ち位置を確かめます。ここまで来たら、また1に戻ります。1から5まで進んだらまた1に戻る、という流れを止めずに回していくことが、力をつける近道です。生成AIの側が更新を続ける以上、少しずつでも学び続けたほうが、後からまとめて追いつくより負担は小さく済みます。まずは今日、公開されたばかりの動画を1本探すところから始めてみてください。

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